今回の記念展の目玉となっている大観の「瀑布」

 栃木県佐野市本町の佐野東石美術館で13日、開館40周年を記念した「日本画名品展」が始まった。同館が収蔵する名作の中から厳選した61作品を展示している。4月19日まで。

 同館は、市内に拠点を持つ東京石灰工業(本社・東京都中央区)が運営。1980年に東石美術館として開館し、2000年には佐野東石美術館としてリニューアルオープンした。現在では、2千点を超える作品を収蔵している。

 今回の記念展の目玉は、ナイアガラの滝と万里の長城をモチーフとした横山大観(よこやまたいかん)の「瀑布(ばくふ)(六曲一双屏風(びょうぶ))」。米国と中国での取材を基に描いたとされ、東京近代美術館でも展示された大観の代表作だ。同館の岩船哲也(いわふねてつや)主任学芸員(55)は「大観の作品の中でも群を抜いている。これに代わる作品はない」と話している。 

 また、富士山を描いた大観の「神国日本」を初展示しているほか、新年に合わせ平野富山(ひらのふざん)の木彫作品「七福神」も公開している。

 午前10時~午後5時。毎週水、木曜は休館。大人700円、ペアチケット1千円、小中高生300円。(問)同館0283・23・8111。