栃木シティFCが建設を目指しているサッカー専用スタジアムのイメージ図(栃木シティFC提供)

 栃木県栃木市岩舟総合運動公園を第1候補地としている関東1部リーグのサッカークラブ・栃木シティFCのスタジアム建設計画で、クラブは13日、市内で開いた住民説明会でスタジアムのイメージ図などを明らかにした。収容人数はJリーグ参入要件を満たす5129人。天然芝のピッチとスタンドの距離は5メートルと、「日本一観客と選手の距離が近いスタジアム」を目指すという。

 スタジアム建設候補地は同公園西側の野球場などがある一角。天然芝のスタジアムのほか、選手控え室などがあるクラブハウス、フル規格の天然芝練習場を整備するとした。

 スタンドは、背もたれがあるメインのスタンドのほか、芝生席やゴール裏の立ち見席など。J3参入の基準となる収容人数5千人以上を確保する。2階建てのクラブハウスにはVIPルームなどを設ける。

 公式戦以外では地域住民への開放も行う。スタジアムは芝の状況を見ながら開放。スタンドやビジョンなども活用し、コンサートやサッカー教室など市民向けのイベント開催も検討しているという。

 同日の説明会でクラブの大栗崇司(おおくりたかし)社長は「選手と選手がぶつかる音や息づかいが聞こえ、皆さんや次世代の子どもたちに感動を与えたい。スタジアムを通じて何とか地域に活性化をもたらしたい」と話した。

 クラブによると、建築費はクラブ側が全額負担し、総額は10~15億円を見込むという。大栗社長は下野新聞社の取材に対し「新シーズン中の完成を目指したい」との意向を示した。一方市側は候補地の市有地について、クラブへの無償貸し付けを検討している。