五重塔に放水する自衛消防隊員

 【日光】26日の文化財防火デーを前に、山内の世界遺産日光東照宮で17日、神職、警備職員らでつくる自衛消防隊機動班の出初め式を兼ねた初期消火訓練が行われた。

 訓練には約20人が参加。隊長の稲葉久雄(いなばひさお)宮司が世界遺産首里城の火災、阪神淡路大震災から25年に触れながら「今日は鎮魂の日。後世に国宝、国の重要文化財を残していくため災害から守っていくのが任務。いざという時に対応できるように訓練してほしい」と訓示した。

 午前10時すぎ参拝者が見守る中、表門前の五重塔から出火したという想定で訓練を開始。煙を発見した警備職員が「五重の塔が燃えている」と大声で知らせると、隊員たちは走って集合。手際よくホースを消火栓につなげ、3カ所から一斉に放水した。

 自衛消防隊は、文化財防火デーが制定された翌年の1956年に発足した。