車椅子バスケットを経験する中学生

 【鹿沼】昨年10月の台風19号で被災した地域の子どもたちを励まそうと、公益財団法人日本財団のアスリート社会貢献チーム「HEROs」のメンバーが19日、粟野中を訪れ、粟野地域の6小中学校の児童生徒とスポーツ交流、意見交換などを行った。災害支援の縁から市社会福祉協議会は昨年10月、日本財団にボランティアの協力を依頼。「HEROs」チームが粟野地域で材木の撤去や解体作業に汗を流した経緯がある。

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 今回は同地区児童生徒を励ましチャレンジ精神を育んでもらおうと、元サッカー日本代表の巻誠一郎(まきせいいちろう)さんをリーダーにソフトボールの高山樹里(たかやまじゅり)さんら男女13人のアスリートが参加した。

 開会式では巻さんが「多くの人がみんなを支えています。感謝し、そして楽しみましょう」とあいさつ。粟野運動公園など4会場でサッカー、陸上、ハンドボール、柔道など9競技を実施。子どもたちは順に4、5競技を経験した。

 車いすバスケットボールは、シドニーパラリンピック日本代表主将を務めた根木慎志(ねぎしんじ)さんが指導。用意された競技用の車いすの説明や、ミニゲームを行った。根木さんは「何事にも全力で取り組むことが大切」と訴え、粟野中2年の伊東檀(いとうだん)さん(14)は「迫力がありました。車いすの操作は難しかったけれど、楽しくいい経験ができた」と満足そうだった。

 会場では粟野森林組合の丸太切り体験や保護者のピザ焼きイベントなどが行われた。