台風19号で堆積した巴波川の土砂を撤去する工事現場=27日午後、栃木市湊町の巴波川

 台風19号で堆積した土砂を取り除こうと、県栃木土木事務所は27日、栃木市中心部の巴波(うずま)川で土砂撤去工事を始めた。河川の治水対策のほか、同所がコースとなっている3月29日の東京五輪聖火リレーに向けての作業となる。

 土砂を撤去するのは栃木市役所付近の開運橋から下流約700メートルの間。深さ数十センチを掘削する。遊覧船が運航する幸来橋より下流を2月上旬までに行い、全体の工事完了は出水期前の5月を目指す。土砂の撤去量は1千立方メートルを見込む。工事に伴い、遊覧船は2月9日まで休止する。

 巴波川は、聖火リレーでランナーが遊覧船に乗船する予定で、注目される区間となっている。同事務所の担当者は「少しでも水位を低くする。聖火リレーも見栄え良くできるよう、懸命に作業を進めていく」としている。

 巴波川は台風19号で越水し、市中心部が浸水。大量の土砂も堆積した。昨年11月に同事務所などが土砂を撤去したが、遊覧船が運航できるように応急的に行っただけだった。