サケの稚魚を百村川に放流する参加者

 【大田原】ミヤコタナゴの里環境保全会(関谷育男(せきやいくお)代表)は16日、滝岡の百村川でサケの稚魚の放流を行い、地域の親子連れなど約50人が参加した。

 子どもたちに自然の大切さを感じてもらおうと、毎年行っている。8年目の今年は、那珂川北部漁業協同組合から体長2~4センチの稚魚約1500匹が提供された。

 小雨が降る中、参加者は川岸に並び、バケツに入った稚魚を優しく放流した。子どもたちはしばらく川をのぞき込み、稚魚が流れに逆らって泳いだり岩陰に隠れたりする様子を面白そうに見つめていた。

 放流された稚魚は約4年後に遡上(そじょう)するが、同組合によると、近年は温暖化などの影響で遡上する成魚の数が減っているという。家族4人で参加した親園小5年大島瑠華(おおしまるか)さん(11)は「小さくてかわいかった。無事に帰って来られるサケがもっと増えてほしい」と話した。