男子60キロ級の代表に内定し、記者の取材に応じる高藤=東京都文京区の講道館

 全日本柔道連盟は27日、東京都千代田区の講道館で東京五輪代表選考の強化委員会を開き、男子60キロ級代表に下野市出身の高藤直寿(たかとうなおひさ)(26)=パーク24=を選出した。高藤は銅メダルを獲得した2016年リオデジャネイロ大会に続く2大会連続の五輪出場。新たに選出された男女12人が臨んだ記者会見で、高藤は「金メダル取ります」と高らかに宣言した。

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 男子60キロ級の代表争いは永山竜樹(ながやまりゅうじゅ)=了徳寺大職=との一騎打ちとなっていたが、高藤が22日のグランドスラム・デュッセルドルフ大会で優勝。勝負強さと安定感を男子日本代表の井上康生(いのうえこうせい)監督が高く評価し、強化委に推薦。強化委で出席者の3分の2以上の支持を得た。

 ほか男女11人も選ばれ、男子66キロ級を除く全ての階級で代表が決まった。男子73キロ級はリオ五輪金メダリストの大野将平(おおのしょうへい)=旭化成=に決定。同階級で小山市出身の海老沼匡(えびぬままさし)(30)=パーク24=は選出されず、3大会連続での五輪出場はならなかった。

 チャコールグレーのスーツにえんじ色のネクタイ姿で登壇した高藤は、終始リラックスした表情。2大会連続の代表入りを決め「リオの銅メダルからずっと悔しい気持ちで戦ってきた。まずは一番近くで支えてくれた家族に感謝の気持ちが大きい」と喜びを語った。

 高藤は1993年生まれ。国分寺小時代に野木町柔道クラブなどで腕を磨き、神奈川県の東海大相模中学、高校と進んだ。東海大2年生時の2013年世界選手権で初優勝。16年リオ五輪では準々決勝で敗退し、敗者復活戦を勝ち上がって銅メダルを獲得した。