卒業証書を手に退場する清洲第一小の卒業生=18日午前、鹿沼市久野

 県内6市町の93小学校で18日、卒業式が行われた。新型コロナウイルスの感染防止を図るため各校とも式が簡略化され、マスク姿の参加者が目立った。

Web写真館に別カットの写真

 鹿沼市清洲第一小では「自分たちの学校で卒業式を行いたい」という児童の願いがかない、10人が巣立った。同校は昨年10月の台風19号による思川の氾濫で土砂が校舎、校庭に流入、変電設備も水没したため粟野中の校舎を間借りして授業を行っていた。

 学校は数日前に復旧。卒業式が行われた体育館は最も被害が大きかったが、床板は張り替えられ見違えるように。卒業生はマスク姿で間隔を空けて入場。教職員10人、保護者17人、PTA役員2人が拍手で迎えた。

 設楽昭子(しだらあきこ)校長は「卒業式までに不可能と思われた復旧工事が完成した。頑張れば殻を破れる。経験したことを今後に生かしほしい」とあいさつ。卒業生は「別れの言葉」として6年間の思い出を順番に述べ、教職員、保護者とともに学校復旧のためにボランティアとして活動した人へ感謝の言葉を伝えた。

 遠藤(えんどう)輝泉倫(てるみち)さん(12)は「校舎がきれいになり、携わった全ての人への感謝の気持ちを忘れません。小学校は楽しかった」と話した。