法要のみ行われた強飯式

 【日光】山内の日光山輪王寺で2日、伝統行事「強飯式(ごうはんしき)」が行われた。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、一般参列が見送られ、僧侶による法要のみとなった。

 強飯式は日光山だけに伝わる奇祭とされる。修行僧が山で修行した際に供物を持ち帰り、人々に分け与えたことが起源とされる。

 本来は山伏が山盛りの飯を食べるよう強いる「強飯頂戴の儀」や「がらまき」などの儀式があるが、今回は規模を縮小。例年は強飯頂戴の儀が行われる本堂の三仏堂で、約20人の僧侶が「三天合行供法要」を執り行った。

 同寺の菅原道信(すがはらどうしん)教化部長は「強飯頂戴の儀は密室で密集して行われるため、今回は(祈祷の)お札を拝む部分だけ行った。お札を楽しみにしている人のために拝んだ」と話した。