さらしを使ったマスクを寄付した小林さん(右)

子供用の手作りマスクを寄付した小川さん

さらしを使ったマスクを寄付した小林さん(右) 子供用の手作りマスクを寄付した小川さん

 【矢板】新型コロナウイルスの感染拡大でマスクが品薄になる中、市内で手作りのマスクを寄付する動きが相次いでいる。3月31日には本町の着物リメーク教室代表小林清子(こばやしせいこ)さん(77)が市内のデイサービス施設にマスク100枚を寄贈。成田の自営業小川智佐(おがわちさ)さん(46)はこのほど、長男留稀也(るきや)君(10)が通う豊田小に約50枚を贈った。

 小林さんは、マスク不足が深刻化する中、技術を生かしてさらしを使ったマスクを作り、近所の人や知人に配っていた。末広町のデイサービス施設「助や」がマスク不足で困っているという話を耳にし、寄付を決めた。

 同施設を訪れてマスクを手渡した小林さんは「困っているときはお互いさま。役立ててもらいたい」と話し、施設長の黒尾佳枝(くろおよしえ)さん(56)は「マスクや消毒液が足りず、ずっと不安を抱えていた。ありがたい」と感謝を述べた。

 一方、ミシンでバッグなどの小物を作るのが趣味という小川さんは、周囲にマスクが買えずに困っている保護者が多いため、自宅にあった生地を使いカラフルな子ども用マスクを作った。同校は全校児童が40人強のため、1枚ずつ行き渡るように3月上旬ごろから約50枚作り、修了式が行われる予定だった同24日に学校に届けた。

 「地域の人はみんな顔見知り。必要とする人たちに使ってもらえたらうれしい」と小川さん。同校の担当者は「マスクを配ると、保護者はとても喜んでいた。とてもありがたい」と話していた。