【矢板】任期満了に伴う市長選は12日の投開票まで残り3日となり、終盤戦に入った。いずれも無所属で、再選を目指す現職の斎藤淳一郎(さいとうじゅんいちろう)氏(47)が先行し、新人で前市議会議長のホテル業和田安司(わだやすじ)氏(59)=自民、公明推薦=が追う展開となっている。新型コロナウイルスの感染拡大は有権者の投票行動に影響する可能性もあり、投票率も焦点となりそうだ。

 斎藤氏は、前回市長選を含め過去3度の選挙で激戦を繰り広げた青木克明(あおきかつあき)県議や市議8人が支援する。

 昨年11月の立候補表明後、街頭演説や後援会発行の市政リポートなどを通じて4年間の実績をアピール。積極的に市内を歩き、有権者への浸透を図ってきた。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、選挙戦ではコロナ対策を訴えの中心に据える。青木県議の応援も受けながら街頭演説と遊説を重ねて支持拡大を図り、陣営は支持者への電話作戦で票を固めている。

 和田氏は福田富一(ふくだとみかず)知事や自民党の国会議員、県議、市町長ら約60人が支援。約30の団体から推薦も得ており、国や県とのつながり強化などを訴えている。

 昨年12月の立候補表明前から市内を歩き、精力的に知名度向上を図ってきた。応援する市議7人と協議しながら作ったマニフェストを3月中旬に公開し、政策の浸透にも努めてきた。

 告示後は、遊説と1日約10回を目標に街頭演説を実施。自民党県議や他市の市議らも応援に駆け付け、追い上げを図っている。

 投票率は、斎藤氏陣営は「50%前後」、和田氏陣営は「50%台半ば」とみる。県議補選、市議補選とトリプル選だった前回は65・92%、前々回は63・94%で、いずれも60%を超えていた。両陣営とも新型コロナの感染拡大の影響で低下すると予想しており、有権者の投票行動が注目される。