「Tono77」にラベルを貼る従業員=15日午前10時35分、益子町塙

 新型コロナウイルス感染防止のため、県内でいち早く手指消毒用アルコールの代用品「Tono(トノ)77」を発売した栃木県益子町塙の外池酒造店で、商品製造が急ピッチで進んでいる。

 同社は消毒用アルコールの需給逼迫(ひっぱく)解消のため、先月下旬にアルコール度数77%の同商品を製品化し、15日までに約2千本を生産した。医療機関への優先販売や小売店への出荷、直売を行っている。同様の試みは県内の他の酒造会社にも広がっている。

 15日の同社作業場では、従業員3人が500ミリリットルの酒入り瓶にラベルを貼る作業を行い、手際よく商品を完成させていった。外池茂樹(とのいけしげき)社長(61)は「関係官庁の指導や社員の協力で初めての事業に取り組めた。この貴重な経験が日本酒造りにも生かせる」と話した。