新型コロナウイルス感染症の発生状況について会見する佐藤宇都宮市長=21日午後2時20分、宇都宮市役所

 宇都宮市は21日、新型コロナウイルスの集団感染が発生したヨークベニマル戸祭店の従業員5人が陰性だったと発表した。現段階で感染者と接触の可能性があった従業員の検査は終了した。市は、戸祭店に関係する感染は従業員4人、その家族2人の計6人と認定した。全国的に感染拡大が収まりつつある中での集団感染に佐藤栄一(さとうえいいち)市長は「感染拡大防止の努力を続ける必要がある」と強調した。

 戸祭店で感染が確認されたのは40代女性を発端に、40~60代の女性4人。それぞれ休憩室や更衣室を同じ時間帯に利用したり、会話したりする場面があった。

 市によると、20日に感染を確認した50代女性は16日に37・5度の発熱とせき、19日には嗅覚異常があった。すでに感染が確認されていた従業員2人と休憩室で昼食をとったという。濃厚接触者は同居の娘と実家の母で今後検査する。

 20日に陽性となった60代女性は従業員の母で、濃厚接触者として検査を受けた。現在、症状はない。女性の濃厚接触者は陰性を確認している。

 また、従業員の1人が勤務していたファストフード店「なか卯」宇都宮店(宇都宮市曲師町)での濃厚接触者となった従業員2人は陰性だった。

 佐藤市長は21日の臨時記者会見で「新型コロナとは共存しなければならない局面にある。3密の回避や新しい生活様式を日常生活に取り入れてもらいたい」と呼び掛けた。

 一方、県と市は21日、PCR検査を計45件実施し、結果は全て陰性だった。累計検査件数は3132件、感染者は64人、退院者は46人。