県は25日から、新型コロナウイルス感染症拡大に起因する県民のストレスや不安に対応するため、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を活用した相談事業を始める。県のアカウント「こころの相談@とちぎ」と友達登録し、相談のメッセージを送ると、臨床心理士ら相談員とやりとりができる。県が県民全体を対象に相談専用アカウントを開設するのは初めて。

 相談事業は60日間の予定で、感染拡大の状況を見て延長する。相談員3人らを常時配置し、自死の可能性など緊急性がある相談内容の場合は警察に通報する。必要に応じ、警察や児童相談所、配偶者暴力相談センターなどが連携して対応する。

 県が平日に開設している電話相談「こころのダイヤル」に4月に寄せられた相談715件のうち、2割に当たる148件が新型コロナに関する内容だった。今月から日曜を除く毎日受け付け、平日の開設時間を延ばした結果、19日までの相談件数は665件、新型コロナ関連の相談が全体の3割の195件と増加している。電話回線も増やすなどして対応する中、新たにラインも活用して県民の心のケアに取り組むことにした。

 アカウントのQRコードを載せた周知用カードを約10万枚作成し県の出先機関や各市町で配るほか、県ホームページでも周知する。

 相談時間は毎日午後3~10時(最終受付は同9時)。