布製マスクを郵便受けに投函する郵便局員=23日午前、宇都宮市中央本町

布製マスクの配達準備をする郵便局員=23日午前、宇都宮市中央本町

布製マスクを郵便受けに投函する郵便局員=23日午前、宇都宮市中央本町 布製マスクの配達準備をする郵便局員=23日午前、宇都宮市中央本町

 新型コロナウイルスの感染防止策として政府が全世帯に配布する布製マスクの配達が23日、県内で始まった。初日は宇都宮市内で約3千世帯に届けられ、受け取った住民からは「やっと届いた」などの声が上がった。

 布製マスクの配布は1世帯2枚で、日本郵便関東支社によると県内の配布先は約90万世帯。同日までに2万8800世帯分が同市中央本町の宇都宮中央郵便局に届いたが、今後の搬入時期は未定という。

 同郵便局では午前中、局員がバイク荷台のボックスにマスクを積み込み出発した。豊田豊(とよだゆたか)第一集配営業部長(50)は「『いつ届くのか』という問い合わせもある。しっかり配達したい」と気を引き締めた。

 マスクを受け取った同市飲食店経営大岩悦子(おおいわえつこ)さん(76)は「ずっと待っていたのでうれしい。お客さんにもらったマスクがあるので、使わないで大切にとっておく」と喜んだ。一方、まだ届いていないという同市男性(72)は「今は市販のマスクが買えるようになってきた。もっと早く配ってほしかった」と話した。

 布マスクは4月1日に安倍晋三(あべしんぞう)首相が配布を表明し「アベノマスク」とも呼ばれる。一部に不良品が見つかる問題もあったが、政府は5月中に全国での配布完了を目指している。