鹿沼土みたいなスナック(左)と実物の鹿沼土

「鹿沼土みたいなスナック」を開発した設楽さん(左)と刀川さん

鹿沼土みたいなスナック(左)と実物の鹿沼土 「鹿沼土みたいなスナック」を開発した設楽さん(左)と刀川さん

 栃木県鹿沼市特産の鹿沼土にそっくりな菓子「鹿沼土みたいなスナック」が誕生した。全国に流通している鹿沼土を通して市をPRしようと、市内で園芸用土製造業を経営する女性2人がプロデュース。「食べられる鹿沼土」をキャッチフレーズに、近く市の新たな土産や販促品として売り出していく。

 開発したのは設楽(しだら)光江(みつえ)さん(58)=幸町1丁目=と刀川貴美子(たちかわきみこ)さん(50)=緑町3丁目。2人は5年ほど前からアイデアを練っていたという。昨年7月、県の「地域商業団体応援事業」の補助対象になった鹿沼商工会議所のサポートを受け、本格的に開発を始めた。

 スナックは、ポン菓子にきな粉をまぶし「掘りたてで水分を切った状態」の黄色みを帯びた鹿沼土を再現。さくさくと軽い食感で、ほんのり甘い素朴な味だ。土に混じる鉱物はアーモンドやくるみ、ピーナツを入れて表現した。

 パッケージは、市販されている実物の鹿沼土の包装をイメージして作り「サツキ・盆栽の植え替えには使用できません」と注意書きを付けた。設楽さんが試供品を取引先に見せたところ「本物の土だと思ってお菓子と気付いていなかった」という。

 製造は市内の菓子店などが協力。試作段階ではチョコやイチゴパウダーを使うなど、良い味と実物に近い見た目に仕上げようと試行錯誤した。生産体制を整え、市内の観光施設などで販売を始める予定。価格は税別360円になる見込み。

 設楽さんは「業界の中でも外でも話題になって鹿沼の名前が広まればいい」、刀川さんは「園芸を楽しんでもらうきっかけにしてほしい」と期待を込めた。