独自県大会の開催を決め、記者会見する県高野連の菅野会長(左)と藤田理事長=宇都宮工高

 県高野連は28日、宇都宮工業高で臨時理事会を開き、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった第102回全国高校野球選手権大会栃木大会に代わり、県独自の公式戦を開催することを全会一致で決めた。7月18日~8月2日の土日と祝日の計8日間で、無観客で開催する。試合方式や参加校は未定。今後加盟61校に出場の有無を確認し、6月16日の運営委員会で最終決定する方針。

 公式戦は7月18、19日と23~26日、8月1、2日の計8日間。学校休校などで不足している選手の練習時間を確保し、学業に支障を来さないことを考慮した。日程が短いためトーナメント方式での開催は難しいことも予想され、参加校数に応じて各校1試合のみやリーグ戦なども含めて実施方式を決める。開会式は行わない。

 日本高野連が示した感染拡大防止対策ガイドラインを順守し、無観客試合とする。選手間の接触を最小限にとどめるため、栃木大会では1球場当たり1日最大3試合を行ってきたが、2試合程度にとどめる方針。

 球場は県営、清原、とちぎ木の花スタジアム(栃木市営球場)の3カ所を使用する予定。全国高校野球選手権大会栃木大会に向けて既に確保していたことに加え、「栃木大会で使用する球場でやらせてあげたい」という関係者の声を受けた。

 県高野連は栃木大会の中止が20日に決まって以降、加盟各校の意見などを聴取し、3年生がこれまでの成果を発揮できる代替大会などの開催を模索。25日の監督幹事会では代表監督全11人が独自開催を求めた。

 宇都宮工業高校長で県高野連の菅野光広(すがのみつひろ)会長は「休校期間中も各自気持ちをつないできたと思う。これまで積み上げてきた練習の成果と思いの丈を発揮してほしい」と期待した。

 日本高野連は27日、代替大会などの開催指針となる実施要項や、新型コロナウイルスの感染防止対策ガイドラインを発表。独自大会の開催に当たっては各高野連に財政支援も行うことを決めていた。