和菓子店「湯沢屋」は店頭に消毒液を置き、カウンターにアクリル板を設置した

感染防止策を講じた日光金谷ホテルのチェックインカウンター

再開した市観光協会日光支部。来館記録の記入コーナーを設けた

和菓子店「湯沢屋」は店頭に消毒液を置き、カウンターにアクリル板を設置した 感染防止策を講じた日光金谷ホテルのチェックインカウンター 再開した市観光協会日光支部。来館記録の記入コーナーを設けた

 【日光】山内の世界遺産「日光の社寺」の1日からの拝観再開に合わせ、周辺の観光案内所や土産物店などが営業を再開し、観光地が動きだした。2日は平日ということもあって観光客の姿はまばらだったが、にぎわいが戻ることへの期待感が高まっている。一方で、新型コロナウイルスへの懸念は消えず、各店舗などは感染防止対策に念を入れている。

 御幸町の市観光協会日光支部は1日、運営を再開。観光案内所の出入り口には来訪者に名前や住所、連絡先を記入してもらう記録票を置き、感染防止策を講じて観光案内を行う。同日の来訪者は十数人程度だったが、大橋昭二(おおはししょうじ)事務所長は「再開できたことはありがたい」と表情を緩める。「社寺が再開し、休日になればもっと観光客は増えるのではないか」と予想する。

 「観光の要である社寺が開き、徐々にでも観光地の元の姿に戻れば」と話すのは、下鉢石町の老舗和菓子店「湯沢屋」の高村英幸(たかむらひでゆき)社長。現在、生産量は通常の半分程度に抑えているが、観光客数を見て今後の生産量を検討するという。

 営業を再開した上鉢石町のプリン専門店「日光ぷりん亭日光本店」は「3密」を避けるためイートインのスペースは閉鎖し、持ち帰りのみ行う。大島由美(おおしまゆみ)店長は「(感染の)不安はあるが、早く活気が戻ってほしい」と期待する。

 同所の日光金谷ホテルは5月29日から営業している。宿泊客は通常の3割程度だが、地神嘉之(じがみよしゆき)支配人は「二社一寺あっての日光。厳しい状況だが、感染防止策を日々ブラッシュアップできる期間とポジティブに捉えている」と話す。安心して宿泊してもらおうと、ホテルのホームページに細かな対策を載せ、内容も随時更新しているという。