拝観再開後、最初の週末を迎えた世界遺産「日光の社寺」。昼間の表参道には参拝客の姿が見られたが、本来のにぎわいには至っていない

拝観再開後、最初の休日を迎えた世界遺産「日光の社寺」。昼間の表参道には参拝客の姿が見られた

拝観再開後、最初の週末を迎えた世界遺産「日光の社寺」。昼間の表参道には参拝客の姿が見られたが、本来のにぎわいには至っていない 拝観再開後、最初の休日を迎えた世界遺産「日光の社寺」。昼間の表参道には参拝客の姿が見られた

 【日光】新型コロナウイルスの影響で拝観を停止していた山内の日光東照宮、日光山輪王寺、日光二荒山神社の二社一寺が再開して最初の週末を迎えた6日、国内有数の観光地は平日よりも観光客の姿が多く見られた。ただ本来の活気にはほど遠く、回復にはなお時間がかかりそうだ。

 この日は朝から曇り空。世界遺産「日光の社寺」の表参道にはマスクを着用し、半袖姿の家族連れやカップルらが参拝に訪れた。

 東照宮によると、拝観再開後は平日だったこともあり、1日当たりの拝観者数は300人台~500人台。それが6日には1588人に上り、再開後最も多い人数となった。

 しかし、この時期は例年、修学旅行生を含め多い日で7千人近くが訪れることもあり、本来のにぎわいには至っていないという。

 「平日よりは2~3割増だが、もっと増えると思った」。上鉢石町で土産物などを扱う「あさやレストハウス」を経営する日光東飲食物産組合の亀田祐司(かめだゆうじ)組合長はそう受け止める。

 徐々に増えつつある客足は、例年と比べるといまだ7~8割減の厳しい状況。亀田組合長は「インバウンド(訪日外国人客)がないと本格的な回復にはつながらない」とする一方、「(今後の)国や県の観光キャンペーンには期待したい」と前を向く。

 社寺にほど近いレストラン「明治の館」は、この日の売り上げが例年の半分程度まで戻ったという。宇井大悟(ういだいご)社長は「回復の兆しは見えてきたと思いたい」と話す。ただ、楽観視はせず、コロナ禍で始めたテークアウトは継続していくという。