防護服着用を実演する市危機管理課の担当職員

 【佐野】昨年10月の台風19号を踏まえ、市は避難所を3カ所増やし計58カ所とした。このうち4カ所は発熱やせきなどの自覚症状がある体調不良者専用とする方針で、避難時の新型コロナウイルスへの感染防止を図る。24日には避難所担当職員を対象とした講習会があり、各職員は防護服の着脱や避難所内のゾーニングなどについて学んだ。

 新設した避難所は、上羽田町の教育センター、葛生東1丁目の葛生地区公民館、閑馬町の遠原の里福祉センターの3カ所。市危機管理課の担当者は「台風19号の被害状況や地元の要望などを考慮し、新たに指定した」と説明する。

 体調不良者用の避難所については「知人、親戚宅や車中避難が困難で、発熱などの自覚症状があり他人にうつしてしまう不安を感じる人に利用していただきたい」としている。対象となる避難所は近く公表する。

 市は58カ所の避難所に3人ずつ開設担当職員を配置するため、これまで計174人を任命。この日の講習会は各避難所のリーダーら約60人を対象に行われた。

 特に、防護服の適正な着用は体調不良者に接する機会がある職員にとって不可欠になるため、同課職員が専用マスクやゴム手袋の装着法や使用後の片付け方など一連の動作を細かく指導。参加者は各避難所に配備される段ボール製間仕切りやベッド、簡易トイレの使い方などについての説明にも熱心に聞き入っていた。

 坂入唯文(さかいりただふみ)危機管理監は「避難所の開設は市の義務。きょう学んだことを早く自分のものにして、他の人に説明できるようになってほしい」と求めた。