那須塩原、那須、日光3市町の温泉地のホテル・旅館で1月、同じ名義人の宿泊予約の無断キャンセルが相次いだ問題で、被害に遭った旅館・ホテル8施設が29日、宿泊予約をした男性ら3人にキャンセル料計約250万円の賠償を求め、宇都宮地裁大田原支部に提訴した。

 原告は那須塩原3軒、那須3軒、日光2軒の8宿泊施設。

 訴状などによると、宿泊予約した男性2人と男性らが勤務していた千葉県柏市内のスナックの経営者女性の3人は慰安旅行の名目で、昨年8月末以降、女性の指示により同一男性名義で1月2~3日と同3~4日の1泊2日の日程で10人と8人の宿泊予約を7施設にし、別の男性名義で1施設に1月3~4日の日程で8人の宿泊予約をし、いずれも無断キャンセルした、としている。施設別の被害最高額は53万8千円に上るという。

 原告側代理人の戸野俊介(とのしゅんすけ)弁護士は「これまで旅館側が泣き寝入りを強いられていた無断キャンセルの根絶を目指す」などと話した。