定例記者会見に臨む福田知事=2日午後、県庁

 県内で新型コロナウイルスの感染者が相次いでいることを受け、福田富一(ふくだとみかず)知事は2日の定例記者会見で、「感染状況の警戒度に関する指標に変化があれば、外出自粛や施設利用制限の協力を求める必要が生じてくる」との見解を示した。総合的な警戒度は3段階で最も低い「感染観察」に据え置く。

 県が独自に設けた警戒度の四つの指標のうち「直近1週間の新規感染者数」は1日現在で計16人となり、最も高い警戒度の「特定警戒」(10人超)となった。他三つの指標は「感染観察」が続いている。

 東京都では2日、100人超の感染者が確認された。福田知事は「都が警戒レベルを高めて外出自粛要請を行うことになれば、県民にどう呼び掛けていくか考える必要がある」と述べた。

 県民一家族一旅行推進事業については「感染防止対策取り組み宣言をしている施設を選ぶことが大原則」と強調し、「今回は県外の人が感染源となりクラスター(感染者集団)が発生した。県民には安心して県内を移動してほしい」と呼び掛けた。

 一方、県が募集している医療従事者への応援寄付金は1日までに、計約570件、計1億300万円に上った。8月上旬ごろ、医療従事者へ届ける予定という。