からくり仕掛けを説明する半屋座長(右)とのぞき込む観客

 【栃木】市内を中心にからくり人形を実演する「蔵の街からくり一座」は5日、とちぎ山車会館広場内の小屋で、約5カ月ぶりにからくり人形芝居を披露した。

 同座の半屋弘蔵(はんやこうぞう)座長(67)は、同館で計約18年間にわたり、からくり人形を実演してきた。新型コロナウイルスの影響で休止中も、地元の子どもからは再開を願う連絡が来ていたという。この日は、フェースガードなど感染症対策をして実施した。

 盆に湯飲みを載せると動きだす「茶運び人形」や、とんぼ返りしながら段を降りる「段返り人形」などを披露。口上に合わせた、人形の精巧な動きに歓声が上がった。実演に加え、人形の歴史や仕掛けの説明など、30分ほどの実演を15回ほど実施。観光客ら計約240人が訪れ、興味深そうに人形を見ていた。

 友人と訪れた小山市若木町3丁目、公務員小森(こもり)ますみさん(43)は「初めて見た。からくり仕掛けが面白かった」と話した。半屋さんは「久しぶりで少し緊張した。人形はしっかりと動いた」と笑顔だった。