突風で電線に絡まったトタン材を撤去する作業員=8日午後1時40分、宇都宮市下平出町、小型無人機から

 栃木県内は8日午前、梅雨前線などの影響で大気の状態が不安定となり、各地で激しい雨や突風に見舞われた。宇都宮市などで建物の屋根瓦やトタンが吹き飛ばされるといった被害が相次ぎ、同市では約970軒が停電した。JRの一部は一時運転を見合わせた。

 県などによると、宇都宮、足利、芳賀、茂木の4市町で住宅や工場など建物計9棟の屋根材が吹き飛ばされたり、外灯が壊れたりする被害があった。さらにビニールハウスや石塀などが被害に遭った。日光市塩野室町では住宅2棟が床下浸水した。

 宇都宮市と芳賀町の突風について、宇都宮地方気象台が現地調査を行った。

 宇都宮市石井町、下平出町などで吹き飛んだ屋根材で電線が切れて停電が発生。JR烏山線、東北本線黒磯-新白河間は雨で一時運転を見合わせた。

 同気象台によると、この日の最大瞬間風速は佐野17・3メートル、宇都宮15・8メートルなどを観測。1時間雨量は最大で塩谷42・5ミリ、鹿沼39・0ミリに達した。