佐野市総合体育大会代替試合の要項を説明する星野校長

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で県中学校総合体育大会が中止となったことを受け、佐野市中学校長会は11日から、市運動公園などで「市総合体育大会代替試合」を実施する。対象となるのは、市内で大会が予定されていた11競技のうち、剣道を除く10競技。代替試合の事務局は「感染症拡大の状況を最後まで見極める必要もあるが、ぜひ思い出を残してもらいたい」としている。

◇「コロナ」感染拡大の経過

 運動部に所属している中学3年生のこれまでの活動成果を披露する場を設けようと、市中学校長会が発案した。市中学校体育連盟の各競技の専門部が感染症防止対策を細かく定め、実施が決まった。生徒たちからは「部活動のモチベーションが上がる」「最後の試合に向けて気合が入った」などの声が上がったという。

 代替試合に参加するのは佐野高付属中、佐野日大中を含めた市内11校。各チーム、各選手とも原則1試合ずつとなる。

 会場が密にならないように、開会式などはない。会場に入るのは競技を行う生徒、教員、保護者のみで、入場には体温や体調を記入するチェックシートの提出が求められる。

 10競技の内、参加人数が148人と最も多い卓球は、男子と女子、これまでの試合ランキングなどで四つのグループに分け実施される。ラケットの交換や握手はせず、声援も控える。また、柔道については練習会として実施するという。

 代替試合では順位などの表彰はないが、後日、各学校で部活動の「修了証」が運動部の3年生全員に配られる。市中体連の会長を務める南中の星野智則(ほしのとものり)校長(58)は「たとえ1試合でも、生徒が目標を持って活動できれば、学校生活の充実にもつながる」と語った。