「栃木弁で全国駒場地の旅行記」を出版した駒場さん(左)と妻の孝子さん

 栃木県那須烏山市大金、駒場友吉(こまばともきち)さん(68)が、約3年間かけて全国の「駒場」の地を訪れた旅をまとめた「栃木弁で全国駒場地の旅行記」(下野新聞社)を自費出版した。北海道から京都府までの29カ所を妻の孝子(たかこ)さん(60)と巡り、現地で会った人との触れ合いなどを記録に残した。駒場さんは「中高年になっても楽しみは自分で見つけられることを感じてほしい」と話している。

 旧烏山町に生まれ、中学卒業後に集団就職で東京都内の印刷会社に入った駒場さんは、自分の姓と同じ地名が入った東京大駒場キャンパスに興味を持った。月日がたち、友人から「老いても一つや二つ夢があってもいい」と言われ、2017年9月に「駒場の地巡り」を始めた。

 郵便番号簿や地図で地名を調べ、29カ所を探し出した。京都府福知山市駒場新町では、訪れた店の女性が最寄り駅まで車で送ってくれ、長野県高山村駒場では、声を掛けた女性が現地を軽トラックで案内してくれた。駒場さんは「行く先々で栃木なまりで楽しいおしゃべりをしながら、お金では買えない感動のドラマをもらった」と振り返る。

 本には訪問先での出来事のほか、全国の駒場の地に行った証拠として、「駒場」と書かれた看板や標識をバックに撮った記念写真、「駒場」と印字された店のレシートなどを多数掲載している。

 四六判、126ページ。100部発行。希望者には無料で配布する。