殺生石にしめ縄を設置するクラブのメンバー

 【那須】九尾の狐(きつね)伝説で知られる湯本の殺生石で13日、町民らでつくるボランティア団体「那須高原湯本ガイドクラブ」が、しめ縄を交換した。

 しめ縄は、他の石と区別し殺生石を観光客に知ってもらうほか、周辺で噴出する硫化水素の影響で死ぬキツネやタヌキなどの動物を慰霊するため、同クラブが設置、交換している。

 例年はゴールデンウイーク前に交換しているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、ずれ込んだという。この日の作業には同クラブの9人が参加し、午前9時から2時間ほど稲わらをよって長さ8メートルのしめ縄を作った後、殺生石に設置した。

 観光に訪れた千葉県松戸市、主婦(61)は「この辺りはおどろおどろしい雰囲気。(しめ縄交換を見て)皆で大切にしていると伝わりました」と話していた。