護摩祈願する笹沼住職

 【那須】寄居の与楽寺で1日、新型コロナウイルス感染症の終息を願う祈祷(きとう)が行われた。

 県内や福島県の10社寺で作る「八溝山麓十宝霊場会」が一斉に行った祈祷の一環。本来は大田原市佐良土の光丸山法輪寺に住職や宮司らが2日に集まる予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ、それぞれの社寺で執り行うことになった。

 与楽寺では、笹沼弘憲(ささぬまこうけん)住職(72)と笹沼弘寿(ささぬまこうじゅ)副住職(39)が護摩祈願を行った。燃え盛る火炎の前で笹沼住職が手で印を結び、笹沼副住職が「一心祈願疫病退散」「一心祈願無病息災」などと唱えた。

 同寺には、1716年に疫病が流行した際、当時の住職が薬師如来を本尊として日夜祈願すると疫病が終息したという話が伝わる。笹沼住職は「予防を怠ると病ははびこる。お互いを思いやってほしい」と話した。