大田原中の生徒が書いた手紙と弁当

大田原中の生徒が書いた手紙と弁当

大田原中の生徒が書いた手紙を、弁当の上に載せる給食部会のメンバー

大田原中の生徒が書いた手紙と弁当 大田原中の生徒が書いた手紙と弁当 大田原中の生徒が書いた手紙を、弁当の上に載せる給食部会のメンバー

 【大田原】1人暮らしの高齢者らに手作り弁当を届けている紫塚地区社会福祉協議会給食部会は、大田原中の生徒からの手紙を添えた弁当の配達を始めた。毎年夏休みに同部会員と同校生徒が一緒に調理、配達してきたが、新型コロナウイルスの影響で今年は中止した。手紙には、会えないことを残念がる思いや健康を気遣う言葉がつづられており、お年寄りからは早速、お礼の手紙が届いている。

 「ふれあい弁当」として30年余り続く活動で、現在の同部会員は60~75歳の約80人。毎月3回、第2~4木曜日に市文化会館調理室で調理し、地区内の1人暮らしのお年寄りや高齢者世帯約65人に1食100円で提供している。

 ただ新型コロナ感染拡大に伴い3~5月は活動を中止。6月は業者に調理を依頼した弁当を2回配達し、同調理室の使用が可能になった7月から調理も含めた活動を再開した。

 同校からは毎年夏休み中に生徒15~20人がボランティア体験で参加している。今夏は中止した代わりに、弁当と一緒に生徒が書いた手紙を届けることにした。

 手紙は7月23、30日と今月6、20日配達分の約260枚。「参加できず残念ですが、お弁当を食べて手紙を読み、笑顔や明るい気持ちになってくれたら、うれしい」「コロナにならない対策を取り、元気に過ごしてください」「来年こそは世の中が安定し、笑顔でお届けしたい」などと記されている。

 同部会の高瀬弘美(たかせひろみ)部長は「新型コロナの影響で参加できない中学生の気持ちを手紙で受け取ってほしい。来夏、中学生と会えることを楽しみにしてほしい」と話している。

 手紙を添付した初回の7月23日の弁当に対し、お年寄りから「学校の大変な時に、やさしいお手紙をいただき、ありがとう。今年は残念ですが、またの日を楽しみに待っています」とのお礼の便りが、既に同部会に届いている。