お盆を迎えた世界遺産「日光の社寺」。表参道にはマスクを着けた観光客の姿が見られた=13日午後、日光市山内

 お盆に入り、シーズンを迎えた栃木県内の観光地。県内客が増えるキャンプ場がある一方、コロナ禍で例年よりも客足が遠のいている場所も見られる。

 日光市の中禅寺湖畔にある菖蒲ケ浜キャンプ場には13日、テントが並び、家族連れなど300人以上が利用した。お盆期間中のテントエリアの予約はほぼ埋まっている。運営会社の飯見千代治(いいみちよじ)社長(85)は「例年より県内のお客さまが多い。コロナによる悪影響はあるが、知らなかった人に知ってもらう機会になった」と捉えている。

 一方、同市山内の日光東照宮に13日訪れた参拝者は、例年の半分程度の5734人。近くで土産物などを扱う「あさやレストハウス」の亀田真司(かめだしんじ)取締役(38)は「最近の休日に比べると観光客は多い」というが、車での来訪が多く「歩いている人が少ないので、(売り上げは)厳しいまま」。

 那須町湯本の南ケ丘牧場は、13日の売り上げが前年の約7割。例年より車の数は少なく、屋内施設の利用も控えめだ。来場者には手指消毒をしてもらうなど感染対策を強化してきた。広報・ウェブ担当の吉成奈央(よしなりなお)さん(39)は「(来てもらえる)喜びだけでなく、営業継続のため、より気を付けなければならないという気持ちも強い」と話した。