男性がクマに襲われた現場周辺

 14日午前0時ごろ、鹿沼市上粕尾の路上で足利市、会社員男性(32)がクマに右肩と右腕をかまれ軽傷を負った。鹿沼署はパトカーで巡回するなどして警戒、同市も近隣住民らに注意を呼び掛けている。

 同署などによると、男性は友人男性と2人で近くの管理釣り場での釣りを目的に13日午後11時ごろ車で現場に到着、開場時間を待っていた。車外で休憩をしていた際に体長約1メートルのクマに遭遇し、襲われた。友人男性が119番した。

 現場は思川右岸にある「発光路(ほっこうじ)の森フィッシングエリア」の近く。付近には妙見神社ほか、民家も点在している。

 同市では2016年5月、草久(くさぎゅう)の夕日岳(1526メートル)山頂付近で、登山中の茨城県、女性(55)がクマに右ふくらはぎをかまれ、軽いけがをしている。

 同市林政課によると市内のクマ目撃情報は今年6月6件、7月9件、8月は5件で計20件。既に昨年の13件を上回っている。市はクマ目撃情報を市ホームページに掲載しており、これまで自治会、学校など関係者へ周知してきた。14日は粟野地域全域に防災無線で注意を呼び掛け、新たに注意看板も設置した。同課は「今年はクマの目撃が多く注意してほしい。昨年の台風19号以降、大雨の影響でクマの餌がなくなり下りてくる、と指摘する人もいる」としている。