深緑の大芦川に設置されているやな=11日午後1時20分、鹿沼市下沢、小型無人機から

 厳しい残暑が続く一方で朝晩に秋の気配が漂う中、栃木県鹿沼市下沢の「下沢やな」では落ちアユのシーズンを迎えた。

 下沢やなでは大芦川の清流に鉄製の幅約4メートル、長さ約10メートルの小やなを設置。8月の猛暑とコロナ禍で密になりにくい屋外施設ということなどで今年は例年以上の来客数という。 

 11日も強い日差しが照りつける中、やなで水遊びをしたり魚料理を味わったりする人たちの姿が見られた。友人と訪れた宇都宮市江曽島2丁目、大学4年深谷公宣(ふかやゆきのぶ)さん(21)は「アユの塩焼きを食べに来た。川の水が冷たくて気持ちいい」と笑顔を見せた。

 やなは10月末まで設置される予定。八木澤忠昭(やぎさわただあき)代表(46)は「やなで季節の移り変わりを感じてもらいたい」と話していた。