国際医療福祉大大田原キャンパスの学食。各テーブルに飛沫感染防止のパネルを設置した=18日午後、大田原市北金丸

 新型コロナウイルス感染の影響が続く中、栃木県内の大学の多くが、後期授業を対面とオンラインを組み合わせて実施する。前期はオンラインが中心だった。本格的に対面授業を再開する大学は、教室の机やいすの数を減らしたり、飛沫(ひまつ)防止パネルを設置したりして感染予防対策を徹底するなど準備を進めている。

 国際医療福祉大大田原キャンパスは24日からの後期授業を「対面を基本」とする。看護師や薬剤師など医療福祉分野の専門職を育成する特性上、「演習や実習が欠かせない。オンラインで実技を学ぶのは難しい」と新井田孝裕(にいだたかひろ)副学長。体調不良で登校できなかった学生には、授業の様子を収録した映像を配信するなどオンラインも継続するという。

 教室では机やいすを間引きしたり、教壇に飛沫防止のパネルを設置したりと感染防止のための対策を講じる。学食は座席を半分以下に減らした。担当者は「学生の不安をできる限り払拭(ふっしょく)したい」と細心の注意を払う。

 宇都宮大の後期授業は10月1日から始まる。実験や実習、実技などは原則として対面で行い、講義などはオンラインも活用する。学生や保護者の不安を解消しようと、石田朋靖(いしだともやす)学長らが12日から仙台市や盛岡市など出身者の多い東北地方に足を運び、後期の基本方針を説明した。

 獨協医科大も医学部、看護学部ともに対面とオンラインを組み合わせる。病院実習は、感染の有無を調べる抗原検査で陰性を確認してから行うなど感染対策を徹底して臨む。

 24日から後期授業が始まる白鴎大も、実習や実験、少人数の講義を中心に対面授業を増やしつつ、オンラインも維持する。二つのキャンパスには2台ずつサーモカメラを設置し、入構時に検温を行う。

 すでに後期授業が始まっている大学もある。宇都宮共和大は原則全ての授業を対面で行っている。文星芸術大も授業の9割を対面で実施。作新学院大は対面授業でも、オンラインを希望する学生がいれば個別に対応するという。