教室前の廊下を全力疾走する児童らとスーツ姿のハンター

教室前の廊下を全力疾走する児童らとスーツ姿のハンター

教室前の廊下を全力疾走する児童らとスーツ姿のハンター

教室前の廊下を全力疾走する児童らとスーツ姿のハンター 教室前の廊下を全力疾走する児童らとスーツ姿のハンター 教室前の廊下を全力疾走する児童らとスーツ姿のハンター

 新型コロナウイルス感染拡大で中止された修学旅行の代わりに、栃木県那須塩原市東小は25日、同校PTAの6年生の学年部会と協力して「思い出づくりプロジェクト」を実施した。6年生から集めたアイデアを元に、テレビの人気番組「逃走中」をまねたミッション付きの鬼ごっこや肝試し、花火などを企画。保護者や教員ら約50人も協力し、特別な思い出を刻んだ。

 同プロジェクトは放課後から同校で行われ、6年生66人が参加した。

 児童から提案が多かった「逃走中」は、仲間と協力してミッションをクリアしながら、スーツにサングラス姿で追ってくる保護者と教員のハンター(鬼)から逃げるというゲーム。普段走れない廊下を全力疾走し、大人も子どもも真剣になって楽しんだ。夜には、謎解き&肝試し大会や花火で盛り上がった。

 市教委と校長会が7月末に市内小中学校の修学旅行の中止を決定したことを受け、大室充子(おおむろあつこ)校長(60)が同プロジェクトを立ち上げた。担任教諭が6年生全員にアンケートを実施し、主に要望の多いイベントを集約して原案を作成。夏休み明けから、児童6人でつくる「思い出づくりプロジェクト実行委員会」と教員らが話し合いを重ね、「逃走中」のミッション内容などに工夫を凝らしてきた。

 同校PTAの6年生の学年部会も裏方として支えた。佐藤貴信(さとうたかのぶ)部長(41)は「学校行事に保護者が関わる機会も減っていて、協力したいという思いがあった。地域の方も花火を提供してくれるなど、厚意で協力してくれた」と話した。

 「修学旅行より楽しいものを作ろう」と取り組んできた実行委員らは、クラスメートの笑顔を見て「実現できて良かった」と口をそろえた。富田蓮(とみたれん)君(11)は「一生の思い出」と声を弾ませた。