耐震補強工事のため、足場が組まれた宇都宮タワー=13日午前10時50分、宇都宮市塙田1丁目

 県都のシンボルとして親しまれ、11月で建設から40年を迎える宇都宮市塙田5丁目の宇都宮タワーで、初めての耐震補強工事が始まった。工事は今月から年末までの予定。期間中は鉄塔の周囲に足場が組まれ、立ち入り禁止となる。

 高さ89メートルの同タワーは展望・電波塔として1980年11月15日に完成。同市公園管理課によると、これまでに延べ約120万人が展望室を利用した。東日本大震災でも「鉄塔に影響はなかった」(同課)が、近年の耐震調査で補強の必要性が指摘されていた。

 工事は地上18~43メートルの間で部品交換や補強を行う。予算は約7900万円。足場に覆われる姿は7、8年に1度の塗装工事でしか見られないという。13日は、同タワー周辺を散策する人が普段とは違う装いの鉄塔に見入った。

 同課の高橋康之(たかはしやすゆき)課長(52)は「タワーが40歳となるのは感慨深い。展望室の利用は来年1月上旬に再開できる見込み。改めて宇都宮の景色を楽しんでほしい」と話していた。