新型コロナウイルスの影響で中止となった自転車ロードレースの国際大会「ジャパンカップ(ジャパンC)」の代替イベントとなるオンラインレース「デジタルジャパンC」が17日に初めて開催され、国内外のトップ選手約40人が熱戦を繰り広げた。
オンラインシステム「ルービー」を使い、世界トップカテゴリーのワールドチーム3チームや宇都宮ブリッツェンなど国内外14チームの所属選手が世界各地から同時に参戦。2017年のジャパンCにも出場した世界的な英雄アルベルト・コンタドール(スペイン)も母国から参加した。
レースはジャパンCが開催される宇都宮市森林公園周回コース(1周10・3キロ)をリアルに再現した仮想空間が舞台。3周して争い、NTTプロサイクリング(南アフリカ)のコナー・ブラウン(ニュージーランド)が優勝し、那須ブラーゼンの谷順成(たにじゅんせい)が県勢トップの8位でフィニッシュした。
宇都宮市江野町のオリオンスクエアではパブリックビューイング(PV)も行われ、事前申し込みで集まったジャパンCファン150人が画面越しの熱戦に声援を送っていた。