【那須塩原】那須塩原商工会箒根支部は7日、関谷の「道の駅湯の香しおばら」で花火75発を打ち上げた。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で夏祭りや秋の収穫祭などが中止となったことから、地元を活気づけようと企画。支部メンバーや地元住民から集めた寄付金を元手に、サプライズで開催した。
打ち上げ会場には、地元の小学6年生と中学3年生を特別に招待。地元の火薬店と協力し、道の駅の裏手で「柳」や「牡丹(ぼたん)」などの花火を約10分間打ち上げた。
児童生徒は約50人が集まり、星空を背景に花火の大輪が開くたび歓声を上げた。友人2人と訪れた箒根中3年鈴木(すずき)もあさん(15)は「たくさんの行事がなくなってしまったけど、花火大会をできてうれしい。地域の方に感謝を伝えたい」と笑顔を見せた。