栃木県那須塩原市湯本塩原のスキー場「ハンターマウンテン塩原」で10日、人工降雪機の試運転が行われ、そのまま今季初のゲレンデ造りが始まった。自然の粉雪が舞う中、人工雪がさらさらと降り積もった。
テスト作業は午後1時、氷点下3・1度まで冷え込んだスキー場の最上部コース「ウォールストリート」(標高約1600メートル、長さ600メートル)で始まった。冷え込みや乾燥具合がゲレンデ造りに適した状況になると見込み、作業員15人で降雪機計27台をフル稼働させ、本格的な降雪作業に移った。
県内スキー場で最も早い28日のオープンを目指す。担当者は「今年は例年通り冷え込む見込み。万全の状態を保てるよう準備していく」と話した。