栃木県鹿沼市銀座1丁目の屋台のまち中央公園内にある日本庭園「掬翠園(きくすいえん)」でモミジが紅葉し、趣のある園内を赤や黄色に染めている。
同園は明治末期から大正初期にかけて造営され、鹿沼の三名園の一つで唯一現存する。約1600平方メートルの園内にはモミジが二十数本あり、奇石や灯籠、枯れ池なども配置されている。
26日は家族連れらが散策に訪れ、陽光に照らされたモミジを写真に収めるなどしていた。ほぼ毎年見に来るという同市樅山町、主婦大類一枝(おおるいかずえ)さん(67)は「さまざまに色づいていてきれい。落ち着いた雰囲気もいいですね」と話した。
同市観光協会によると、見頃は今週末ごろまで。29日までの午後5~8時には園内のライトアップも行われている(雨天中止)。