那須ハイランドパークのアトラクションを楽しむ児童生徒ら

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止した修学旅行の代替行事として、那須塩原市西那須野地区の8小中学校は27日、那須町高久乙の那須ハイランドパークを貸し切って校外学習を行い、中学3年、小学6年の計約1千人が思い出をつくった。

 参加校は三島中、西那須野中と各学校区の各3小学校。児童生徒は少人数の班でアトラクションを巡り、友人らと笑い合う声が園内に広がった。西那須野中3年大平琉聖(おおひらるきあ)さん(15)は「(代替案を聞いて)驚いた。企画してくれてうれしい」と話した。

 今年は同市内全30小中学校が修学旅行を中止した。同地区の校長会は「子どもたちの思い出をつくってあげたい」と検討。県外での感染リスクや不特定多数の人との接触に不安を抱く保護者に配慮し、同園の貸し切りに踏み切った。

 中学生でつくる実行委員会と各校担任教諭が、行程の計画や感染対策などを決めた。企画に携わった三島小の深澤桂一(ふかさわけいいち)校長(58)は「みんなで楽しめる方法を考えるなど、子どもたちの成長にもつながる。思い出の1ページを刻み、次のステップに進んでほしい」と話した。