下野新聞社と下野新聞下野会は28日、県総合文化センターで、第17回「新聞を読んで」感想文コンクールと第9回しもつけ新聞スクラップ作品コンクールの表彰式をそれぞれ行い、入賞者に表彰状や副賞を贈った。
感想文コンクールには小中学校、高校から計1871点の応募があり、入賞者40人と学校賞6校が選ばれた。表彰式で審査員長の下野会の江田義久(えだよしひさ)副会長は「新聞記事を熟読し考えを深め、自分に照らし合わせ視野を広めていることに大変感銘を受けた」とあいさつした。
最高賞の下野会賞を受賞した一人の大田原市薄葉小5年吹上心海(ふきあげここみ)さん(11)は「うれしいけれど、実感が湧かない。自分に身近なテーマから新聞を読んでいきたい」と話した。
スクラップ作品コンクールは小中学生から計381点の応募があり、入賞した21作品28人と学校賞6校を表彰した。審査員の講評では「自分の関心を大事にしながら、みんなや社会に広がっているのが素晴らしい」との声があった。
下野会賞に輝いた下野市薬師寺小3年宮崎虹采(みやざきにこ)さん(9)は「緊張したけど、うれしかった。また新聞スクラップをやってみたい」とはにかんだ。今年は両コンクールとも新型コロナや環境問題、戦後75年などのテーマが目立った。