冬の体育の定番「縄跳び」。前回は手首を使って縄を回す練習を紹介しましたが、今回はテンポよく連続してジャンプする動作をマスターし、前跳びや二重跳びに挑戦してみましょう。
縄跳びは、手首を使って素早く縄を回すタイミングに合わせ、連続して跳ぶことが大切です。高くジャンプしてしまうとタイミングが合わせづらいので、軽くテンポよく跳びはねます。
■ジャンプの練習
縄を持たず、膝を使って軽やかにその場でジャンプを続ける。膝が真っすぐ伸びていると連続して跳びにくいので、膝は力まず柔らかく使う。
【注意点】着地の時にかかとが着くと次のジャンプがしにくいです。着地の際に大きな足音が出るのはかかとが着いている証拠。足裏の親指の付け根にある膨らみ(母指球)で着地しましょう=写真1。
ジャンプの練習に慣れたら、前回行った二つの持ち手を片手で持ち、手首で回す動作とジャンプを同時に行います。この時、回した縄とジャンプした足が同時に着地しないように意識しましょう=写真2。
その後両手でそれぞれの持ち手を握り、1、2回前跳びをしてみて、少しずつ回数を増やしていきます。縄が自分を通り過ぎる時にジャンプするよう心掛けましょう。
■二重跳びの練習
(1)前跳びをしている途中で縄をゆっくり回しながら跳ぶ。何度か跳んだら縄を速く回して、前跳びのスピードを上げて跳ぶ。
(2)手首を素早く2回回して、二重跳びを1回跳んでみる。この時に姿勢が崩れないよう注意する。
まずは二重跳びを1回だけ跳ぶ動作に慣れ、少しずつ回数を増やしていきましょう。
(尾方裕貴(おがたひろたか)・セントラルフィットネスクラブ宇都宮インストラクター)