大学入学共通テストに臨む受験生=16日午前9時10分、宇都宮大

 大学入試センター試験の後継となる初の大学入学共通テストが16日、県内8大学9会場を含む全国約680会場で始まった。新型コロナウイルスの感染急拡大で本県を含む11都府県に国の緊急事態宣言が出された異例の環境下で、各大学は感染対策に神経をとがらせた。

 大学入学共通テストはセンター試験と比べ、設問には多くの写真や表、グラフを使用した出題形式となり、思考力や判断力を重視した。

 全国の志願者数は、前年度のセンター試験に比べ2万2454人減の53万5245人。県内は291人減の8680人だった。

 県内の科目ごと受験者数は、地理歴史・公民7019人、国語7731人、外国語(リーディング・筆記)7970人、英語(リスニング)7934人。

 新型コロナウイルス感染対策の一環で設けられた追試験の申請者は計25人だった。各会場で目立ったトラブルは確認されなかった。17日は理系科目の試験が行われる。

 各大学は試験会場の入り口などにアルコール消毒液を配置し、1科目終了ごとに10分程度換気した。受験生はマスクの着用が義務づけられ、隣の席との距離を確保して試験に臨んだ。

 第2日程は30、31日で、体調不良などを理由に16、17日の第1日程に受験できなかった場合の追試を兼ねている。第2日程の受験生が受けられない場合は、2月13、14日の特例追試験に回る。

 暴風雪警報が出た北海道稚内市の稚内北星学園大では1日目の試験を中止し、今月30日に再試験する。

 文部科学省は当初、英語の民間検定試験活用と、国語と数学の一部で記述式問題の導入も打ち出していたが、費用面で全ての受験生が公平に試験を受けられないとの批判や採点ミスの恐れを解消できず見送った。