貴重な行政文書などが並ぶ展示会場

 【足利】市制100周年を迎えた市の市制施行後半世紀を、古文書や写真などで振り返る企画展「足利市の軌跡」が16日、小俣町の市ふるさと学習・資料館で始まった。2月28日まで。

 節目の年に市の成り立ちを知ってもらおうと、市教委文化課が企画。市制施行の1921年から、合併を繰り返し現在の市域になる62年までの激動期を、資料約80点でたどっている。

 中でも、市制施行の前後の行政文書は豊富に並ぶ。足利町時代の町勢要覧や市制施行へ向けた議会関連文書、当時の平塚広義(ひらつかひろよし)県知事に宛てた稟請(りんせい)書などはいずれも原本。市制施行記念式典や小学生5千人が国旗を振り祝う様子など、写真も多く展示されている。

 戦時期のコーナーでは、召集令状を渡す際の注意点を記した市職員向けの文書や供出依頼のチラシなど、貴重な資料が多い。

 約8カ月かけて準備した学芸員の渡辺進(わたなべすすむ)さん(65)は「貴重な原本を見ながら市の起こりから、大きく揺れ動いた時代に思いをはせてほしい」と話している。

 企画展は午前10時~午後3時。入場無料。同7日午後1時半から渡辺さんによる展示品解説を予定している。(問)同館0284・62・0246。