新型コロナウイルス対策本部会議後に臨時記者会見する福田知事=22日夕、県庁

宇都宮市内の人出の変化率

新型コロナウイルス対策本部会議後に臨時記者会見する福田知事=22日夕、県庁 宇都宮市内の人出の変化率

 新型コロナウイルスの感染拡大をさらに抑え込むため、栃木県の福田富一(ふくだとみかず)知事は22日、時短営業要請に27日から応じた飲食店も協力金の対象に追加すると発表した。時短要請には県内の95%の店が応じており、残り5%にも協力を促す。NTTドコモの集計では、宇都宮市の繁華街の人出が、緊急事態宣言が発令されている他都府県と比較して抑えられていることも報告された。

 対策本部会議後の臨時記者会見で福田知事は「宣言対象区域から脱却を図るため、引き続き協力をお願いしたい」と求めた。

 宣言に伴い、県は県内全域のカラオケ店を含む飲食店に午後8時までの時短営業を要請している。県が調査した約1300店のうち、21日までに95%以上が要請に応じているという。

 一方で福田知事は「予約などに対応するため、時短営業に踏み切れなかった店もあるだろう」と配慮。感染拡大防止には引き続き飲食の場での対策が重要だと指摘し、「今からでも遅くないので協力してもらいたい」と述べた。

 新たに協力金を支給するのは、27日~2月7日の12日間に時短営業した店。1店当たり72万円を支給する。

 またNTTドコモによると、宇都宮市泉町の20日午後9時の人出は、前回宣言後(昨年4月12~25日)比で5.8%の増。増加しているが、首都圏の繁華街は100%超増の地域が目立っており、増加率は抑えられている。昨年12月前半比では43.8%減少した。

 JR宇都宮駅は、21日午前8時の人出で前回宣言後比31.9%増、昨年12月前半比11.5%減。おおむね他都府県を下回った。

 福田知事は「人出が減っている実感があり、外出自粛に協力してもらっている」とする一方で、前回宣言後より人出が増加していることについて「『コロナ慣れ』もある」と指摘。「(宣言解除には)残り16日間の対策が重要。今が正念場だ」と強調した。