ブレックスのホーム戦で場内の飲食を控えるようプラカードで呼び掛けるスタッフ=23日午後2時20分、ブレックスアリーナ宇都宮

 栃木県に緊急事態宣言が再発令されてから10日が経過した23日、バスケットボールB1宇都宮ブレックスはブレックスアリーナ宇都宮(宇都宮市体育館)に千葉を迎え、再発令後では初となるホーム戦を開催。クラブは会場内で飲食物の販売を中止するなど、これまで以上に感染防止策を強化して臨んだ。

 ブレックスは以前からチケット販売を座席数の半数以下に制限し、観客に発声を伴う応援の自粛を求めてきたが、現在は会場での飲食物の販売を完全に取りやめるなど感染防止対策をさらに強化。この日も試合中にプラカードを持ったスタッフが観客席を回り、水分補給時以外にマスクを外す行為の自粛などを求めた。

 来場した1913人の観客は声を出さずに応援し、好プレーが出たときには力強い拍手を送った。

 緊急事態宣言の発令を受け、他のプロスポーツでは公式戦の中止・延期や有観客から無観客への変更などの措置を講じるケースが見られたが、Bリーグは感染防止策に最大限取り組むことを前提にリーグ戦を継続する方針を示した。

 リーグ戦の継続に関してはブレックスにも賛否両方の声が寄せられているという。藤本光正(ふじもとみつまさ)社長(38)は「コロナ禍の状況でも試合を開催できる重みを受け止めながら、絶対に感染者を出さない覚悟で運営に臨む」と話した。