結婚後に移り住み、本県でキャンプなどを楽しむ伊藤さん=1月、宇都宮市

Uターン就職し、益子焼を発信する斎藤さん=1月、那須塩原市

結婚後に移り住み、本県でキャンプなどを楽しむ伊藤さん=1月、宇都宮市 Uターン就職し、益子焼を発信する斎藤さん=1月、那須塩原市

 新型コロナウイルスによって地方への関心が高まり、移住・定住促進へ追い風が吹いている。本県は転出超過が目立つ若い女性をいかに呼び込めるかが鍵だ。コロナ禍では会員制交流サイト(SNS)での情報発信が一層重要性を増している。本県に移住やUターン就職し、若者に人気の写真共有アプリ「インスタグラム」でライフスタイルを発信する女性2人に本県の魅力や課題を聞いた。

■街や人、「緩さ」に魅力 宇都宮市在住、伊藤由(いとうゆい)さん(37)

 27歳の時、結婚を機に東京都内から宇都宮に移り住みました。それまで栃木県に何のイメージもなくて不安でしたが、街や自然、人の雰囲気の「緩さ」が気に入りました。今ではこちらの方が落ち着きます。

 家族の趣味として毎月キャンプに行きます。栃木県はいいキャンプ場がたくさんある。おしゃれなカフェも多いですね。「arco」の名義で音楽活動もしていて、そうした様子をインスタに投稿しています。子育てにプラスしてやりがいがあると充実しますね。

 宇都宮の中心部に子どもを預けられるおしゃれなスポットがあるといいなと思います。緩さは大事だけど活気もほしい。県外の人には那須や日光以外にもいい場所があることを知ってほしい。地元の人と触れ合い、街の空気を実感できる機会があると移住のきっかけになるかもしれませんね。

■地元知り、積極発信を 那須塩原市在住、斎藤優(さいとうゆう)さん(31)

 フリーランスで益子焼「よしざわ窯」のウェブ編集やPRの仕事をしています。色とりどりの器と料理をスタイリングし、写真をインスタで発信しています。

 父が転勤族で小学生の時に栃木県へ引っ越しました。山梨県内の大学に進みましたが、こちらの自然が好きで戻ってきました。那須塩原市はいいパン屋や雑貨屋、牧場とか心休める場所がたくさんあって気に入っています。

 魅力度が最下位になってしまいましたが、もっと発信を増やした方がいい。今はインスタの写真1枚でも魅力を伝えるツールになります。旅行先もインスタの写真を参考に決めたりしています。県民ももっと県内を行き来して地元のことを知って、たくさん発信してほしいです。あと母親としては、子育てに役立つ情報や授乳室などのスポットが増えると助かりますね。