市観光協会のHPで閲覧できる「鹿沼おひな様めぐり」

 【鹿沼】新型コロナウイルスの感染防止のため、市観光協会はウェブ版の「鹿沼おひな様めぐり」を同協会のホームページ(HP)で公開している。市内の個人宅、飲食店、まちの駅 新・鹿沼宿など公共施設などで例年展示しているひな飾りを写真や動画で紹介。ステイホームで手軽に楽しんでもらうのが狙いだ。公開しているのは23カ所で、3月7日まで。

 鹿沼おひな様めぐりは個人宅、商店などで大切に保存しているひな飾りを展示し、市民にまちなかを散策してもらうイベント。昨年は55カ所で展示した。今回は12回目の開催予定だったが、コロナ禍で中止になったため、代替事業としてウェブ版を企画した。

 同協会のHPから特設ページに入り「オンライン会場へ行く」を選択すると時代雛(びな)から現代雛、手作りのおひなさま、つるしびななど魅力的、貴重な作品が閲覧できる。

 下田町1丁目、元高校教諭豊田敏盟(とよだとしあき)さん(76)は親子2代で歴史的価値の高いひな人形をコレクションしており、今回は写真のほか、9分間の動画で紹介している。

 江戸時代の享保年間に誕生した享保雛の特徴は下膨れの顔に切れ長の目、口を少し開き、ほほ笑んでいる。「次郎左衛門雛」は公家に好まれ、丸顔、かぎ鼻で大和絵に見られる顔立ち。「有職雛」、京人形司「大木平蔵(おおきへいぞう)雛」と続く。解説文も担当した豊田さんは「今年はコロナで自宅での開催や解説などは難しいと思っていた。動画はひな人形の顔のアップもあり、表情、特徴がよく分かる」と話す。

 久我の岡井家も貴重なひな人形を保存しており、動画で紹介、衣装などの説明もある。

 市観光協会は「自宅でおひなさまを楽しんでもらえれば。コロナ収束の願いも込めており、写真を通して春の訪れを感じてください」と話している。(問)同協会0289・60・6070。