実在する農園で撮影する映画関係者ら(提供写真)

 【那須塩原】アートを生かしたまちづくりに取り組む市の「ART369プロジェクト実行委員会」が今月、塩原地区を主な舞台としたオリジナル短編映画を撮影した。県出身の漫才コンビ「U字工事」やご当地ヒーロー「ナスライガー」も出演し、映画を通して地域の魅力を発信している。3月にオンラインで開催する「なすしおばら映画祭」でお披露目する予定だ。

 同映画祭は同実行委が2019年11月に試行的に開催。昨年、本開催に向け準備していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、オンラインで実施することになった。

 今回撮影した短編映画のタイトルは「クランクイン塩原ン」。映画監督の夢破れて旅館を継いだ主人公に、映画撮影のオファーが届いたことから物語が始まるコメディー映画。子どもから大人まで楽しめる作品だという。

 人気漫画を実写映画化した作品「トラさん~僕がネコになったワケ~」などを手掛けた筧昌也(かけいまさや)さん(43)が監督を務め、14~17日の4日間、旅館「白樺荘」など市内6カ所で撮影した。U字工事やナスライガーも出演しており、U字工事の福田薫(ふくだかおる)さん(42)は「映画を通して那須塩原のよさを知ってほしい。地元の人にもたくさん見てもらいたい」と話す。

 同映画祭をプロデュースする市まちづくり大使で俳優の川岡大次郎(かわおかだいじろう)さん(42)=東京都在住=も、「コロナを一瞬でも忘れ、違う日常を感じてほしい」と語る。

 同映画祭は3月20、21日に開催。「クランクイン塩原ン」を含め、川岡さんが企画したロードムービー「くるみるしゃべる」など市内を舞台にした計5本の短編映画を動画共有サイトで見られる。視聴チケットは500円で、サイト「LivePocket」で購入できる。(問)市シティプロモーション課0287・62・7128。