【大田原】新型コロナウイルスの影響を踏まえ、市は新年度から当面の間、大輪の宿泊施設「市交流促進センター若杉山荘」を休館することを決めた。

 同施設は1994年に旧黒羽町が開所した。木造2階建てで、地元の八溝材を内外に使用。客室4部屋と研修室、会議室、食堂を備え、一般利用のほかスポーツ合宿や社員研修なども受け入れてきた。2013年度から指定管理者制度を導入し、現在はNPO法人キャリアコーチ(那須塩原市)が運営を担っている。

 本年度で指定期間が満了することから、市は昨年8~9月に次期管理者を募集。県内の事業者を内定したが、その後の新型コロナの感染再拡大を受け、事業者が内定を辞退したという。

 市は、感染拡大の収束が見通せない間は民間事業者の経営採算性に大きな影響があるとして、追加募集をせずに休館を決めた。本年度の宿泊者数は1月までで計220人にとどまり、前年度同時期の790人から大きく減少している。

 市担当者は「交流促進の拠点としての期待がある施設なので、休館は残念。状況が整い次第、運営再開に向けて事業者の募集を検討したい」と述べた。